風邪の対処法 トライアスロンと健康

今朝は迷った。大いに迷った。風邪は昨日から回復基調となり、昨夜は10時半に、できればトレーニングにでかけるつもりで床についた。今朝は6時に目覚ましをしたが、実際に床を離れたのが7時。これでもう、めげたね。寝床でぐずぐずしているのではなく、エイッと布団を蹴るようじゃなくては。TTAの朝錬に行くなら8時過ぎには家を出なくてはならない。そこで、ゆっくりと身体に訊ねる。「おい、どんな様子か?」。神経を体調に集中する。「どこかに違和感はないか? 身体が動きたがっているか? 休みたがっているか?」。結局は多少の寒気を感じたことで、今日は休みとなり、床に戻った。
自分の体調にこれほど意識的になったことは記憶にない。「体調管理」という言葉は頻繁に使われるが、かってない切迫感をもって「体調管理」とは何かを考えるようになった。

とりあえずネットで「風邪 トレーニング」を調べてみると、こんな情報が目についた。
◎運動選手が風邪にかかりやすい その1
つまり、オーバーワークになるような運動をしている人や栄養不足の人は、何もしない人よりもかえって病気になりやすいと言えます。
事実、一般のスポーツ愛好家でなく、普段の生活の大半が運動に費やされるようなアスリートや学生選手たちは、想像を絶するトレーニングをこなしており、つねにオーバーワーク一歩手前の極限状態にあるわけで、風邪などは日常茶飯事だそうです。
◎運動選手が風邪にかかりやすい その2
大学生を対象に行われた調査では、運動部所属の学生は、そうでない学生に比べて有意に風邪の罹患率が高かったそうです。
他の調査では、週1~2回の運動をする人が風邪に最もかかりにくく、次いで運動をしない人、最も風邪にかかりやすかったのは週に5回以上の運動をする人だったとのことです。
◎運動再開の難しさ
トレーニーにとっては風邪の回復期に「いつ運動を再開したらよいか?」が問題になります。とくに筋力トレーニングは短時間であっても身体にかける負担が大きいため、回復しきっていない状態でトレーニングを再開すると途端に風邪をぶりかえすことになります。
完全に回復したかどうかの見極めは大変に難しく、結論としては各人が判断するしかないでしょう。「自分の身体に訊く」のです。そのためには普段健康なときから、自分の体調を正確に把握する習慣を身につけておきましょう(と簡単に書いていますが、実際には難しいと思います・・・)。

ここで考える。
シーズンを前した、59歳のロートルトライアスロン挑戦者の練習は身体にいいのか、悪いのか。はてまた、60歳を過ぎてのトライアスロンライフとは健康なのか、かえって不健康なのか。
私の考える「健康な状態」とは
・気持ちのよい体重を維持している。
・気持ちよく目覚める。
・何かのときに無意識に走り出している。
・地面のものをとるのに無理がない。
といったところか。
そしてこの状態を維持するには、考えるに、第一に酒も含む食事管理、次いで規則的な就寝時間、毎日15分のストレッチング+筋トレ、週2回の30分ジョギング(あるいは1時間のウォーキング)といったところか。といってもこれは現実には実行できないのだが。
私は健康のためにトライアスロンを始めたわけではないので、そう考えることにためらいはまったくないが、単に「健康的な毎日を過ごす」ことのみを考えるのであれば、トライアスロンは「過剰」と思う。確かに60歳を過ぎてもチャレンジできるスポーツであるが、健康維持に適度なスポーツとは言えなと思う。
そもそも、適度な運動は健康に良いが、スポーツ競技は果たして健康に良いのだろうか。競技アスリートは免疫低下のストレスに直面しているのだから。

ここまできて、改めてトライアスロンライフと私の健康について考える。
基本的には、現在は、まあ、上にあげた「健康な状態」にある。それはトライアスロントレーニングの賜物であるが、健康を得たうえで、その延長で「競技」という修練に向かうことにトライアスロンの面白さがある。しかもその「競技」は、他人と競い合うより励ましあうものであり、「誰もが勝者である」というマジックに支えられている。そして、そのマジックにはまると「健康状態」からどんどんと「不健康状態」へと突き進む危険をはらんでいる。
トライアスロンの魅力とは誰もが「競技」に参加し、誰もがそれぞれの基準で何らかの成果を得られるところにあるのだろう。マラソン大会には参加しない健康ランナー、水泳大会に出場しないホリデースイマーは何ら不思議ではないが、「競技」に参加しないトライアスリート、健康維持のためだけにトライアスロンのトレーニングに励むというのは、私には実感ができない。そして「競技」になれば「不健康」の可能性を内在させる。
だからこそ、TTAの白戸太郎は、口を酸っぱくしてオーバートレーニングを戒めるのだとここで気がつく。先日白戸校長に会ったら「コツコツやっていますね。それがいちばんです」と声をかけていただいた。それは言い換えれば「健康状態」にとどまることへの注意なのだ。

では、トライアスロンライフスタイルとはどのようなものなのか。
それは単なる「健康維持」ではなく、「健康な身体管理」をベースに、「誰もが勝者となる」というマジックをもった競技のもたらす「挑戦」を価値とするものなのだ。
トライアスロンライフスタイル=健康な身体管理+挑戦。
だからこそ、競技にのめりこんで不健康な領域に浸らないこと。
「挑戦」はトライアスロンのみならず、暮らしの挑戦、仕事の挑戦、人生の挑戦としてとらえること。
それがトライアスロンライフスタイルと考える。

今日は書いているうちに、図らずももってまわった考察となってしまった。


風邪を病み からだに向かう 春の朝
春風邪に 思いめぐらす 健康や


今日一日休めば、明日はだいぶ回復しているだろう。その手ごたえはある。
よい目覚めを得られたら、ぜひ江戸川沿いに散歩に出たい。そこで気持ちがよければ、少し走ってみよう。明日の天候が気にかかる。

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