浮かす のではなく 浮いてくるのを 待つ

足が浮かない。ここでとまっていては先がない。そこで、時間がある限り、ほぼ毎日、家の近くの学校のプールに行くことになった。そこで出会ったのが、63歳というおじさんスイマー。相手を見つけては誰彼なくコーチをしているとのこと。すごいよなあ。
 まず、手をうえにあげてみて
 こうですか?
 いや、もっと伸びるように上にあげないと。こうだよ。
要は手があがっていない=体がまっすぐにならない。あげたつもりがあがっていないことがよくわかった。
それから、手をプールサイドにかけて足を浮かすレッスン。
 見てごらん。ほら足首を曲げると沈む、伸ばすと浮く、ひざを曲げると沈む、伸ばすと浮く。
これはなかなか見ものだった。
 平野コーチが息を吐きながら全身を水平にしたまま身体を沈ませるのを見たときも驚いたが、これも驚き。
つまりは手を伸ばしてストリームラインを自然に維持する。これが基本。そして少し足で揚力をつけると、自然と足が浮いてくる。浮かすのではなく、ゆっくりと浮いてくるのを待つ感覚をつかむ。これが私なりの感覚だな、と一人合点。
 そうとなったら、ともかく「けのび」。なるほど全身をまっすぐに伸ばすほど、スピードがあがっていくのが分かる。基本は姿勢なのか、と一人納得。
 ようやく泳ぐドアを開けた感じがして、ともかくできるだけプールに行っては「けのび」「ストリームライン」。休憩時間には手を上にあげてのばす、肩をグルグルと回す。少しは前に進めた感じもするが、一方、難しいのがビート板のキック。ちっとも前に進めない。
 ストリームラインでは前に進む。あるいは両手を身体にピタッとつけてバタ足でも前に進む。でもビート板は進まない。
 原因は????
 多分ビート板の揚力のため手があがり、その分足が下がり、下に向けて足を蹴っている。だから下手をすると「後退」なんてこともある。
 
棒となれ 身体をのばせ 水を裂け
耳の水 ケンケン飛びも フラフラと

何はともあれ、多分、いずれ、泳げるようになる、はずだ。
それを確かめることができただけでも「始めてよかった」としようや。それでいいやね。
でも1500メートルを泳ぐなんて、はるか彼方の世界だよ。まったく見えやしないよ。

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